旧国道305号線・越前海岸の旧隧道群(米ノ隧道)

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A地点 国道305号線

越前町茂原。 全国隧道リストによるとかつてこの集落内に、 集落名を冠する「茂原隧道」が存在したはずだが、 現在その痕跡は全く見付けることができず、位置さえ特定することができなかった。
延長僅か6.0mの微かな素掘隧道なので予想はしていたが…。

茂原隧道:大正5年竣工、延長6.0m、幅員4.5m、高さ4.5m




 
高佐隧道 三国側坑口

続いて高佐集落の野島崎を貫く高佐隧道。 三国側坑口は集落内で急カーブしておりかなり危険な線形だ。
隧道リストによれば高佐隧道は幅員3.5mの素掘り隧道と記載されており、 明らかに当隧道のスペックとは異なっているので、昭和42年以降に拡幅改修が加えられているものと思われる。
   
高佐隧道 敦賀側坑口
竣工年不明 延長51.0m 幅員3.5m 高さ3.0m
右書きの扁額
 

高佐隧道は隧道リストでは竣工年が未記載になっているのだが、 「日本の道」サイトの「国道305号線」の頁では 「この区間に最初に開通したとされる高佐隧道…」と紹介されており、 隧道リスト中では最古の茂原隧道(大正5年竣工)以前の竣工になるのだろうか。
 
高佐隧道

ところで、帰宅後にウォッちずを見ていて気が付いたのだが、 こちらでは現隧道の隣にもう一本の隧道記号が記載されている。
上の両坑門の写真でもわかるように隧道前後には民家が密集しており、 旧道が存在する余地は無かったように思うが、 念のため次回訪問時に再調査するつもりである。



 
B地点 旧国道

米ノの旧国道。 平地の少ない海岸集落の狭路ながらも現役の主要地方道(県道19号線・武生米ノ線)である。 地図上でもこの短い区間に一つの隧道の存在が確認できている。
 
米ノ二号隧道 三国側坑口
昭和18年竣工 延長29.7m 幅員4.2m 高さ3.7m

   
米ノ二号隧道 敦賀側坑口 扁額

三国側はロックシェードによって坑門の大部分が隠されてしまっているが、 幸い敦賀側は手付かずのまま現存していた。 こちらは扁額も健在で「米ノ隧道」とだけ大書されている。 米ノには一号(南側・延長7.0m)と二号(北側・延長29.7m)の二つの隧道が存在していたはずだが?
どちらにしてもこの隧道は延長7.0m以上ある事は間違いないので二号隧道と確定して良いだろう。
 
C地点より現道との合流点を見る。


 
高佐〜米ノ周辺地図




 
D地点 米ノ一号隧道跡地(?)
昭和20年竣工 延長7.0m 幅員4.5m 高さ4.5m

一号隧道は二号隧道の南方にあったものと思われるが、 これもまた茂原隧道と同クラスの小規模隧道(延長7.0m、素掘り)であり、 もはやその跡地を見付けることもできなかった。 一応、米ノ地区で最もそれっぽいと思った場所を掲載しておく。
次は南条郡河野村糠の糠二号・一号隧道の現状を紹介して、 (更新間隔が)長かった「越前海岸の旧隧道群」も終了となる。


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