旧国道312号線・比治山隧道

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A地点 旧道分岐

久美浜町側の旧道分岐。旧道は入り口から金網で閉鎖されているのだが、前日の深夜に金網に気づかず旧道に入り込んでしまい、バックしていたらパトロール中のパトカーに職務質問されてしまった。どうやら不法投棄をしにきたと思われたようだ。
ところでこの比治山峠には95年に一度通ったことがある。その頃は当然まだ新トンネルはなく、周辺には「比治山峠にトンネルを」みたいな感じの看板がいくつも建っていたのを記憶している。
   
B地点 C地点

分岐からまもなく急坂、急カーブの続く峠道が始まる。 新トンネルが開通して以来封鎖されているため、ゴミなどは全くなく道路はきれいな状態を保っている。
旧道が塞がれ車で通れなくなることは煩わしいことだが、開放されている旧道の多くがゴミだらけになっている現実を考えると「封鎖も止む無し」と認めざるを得ない。 私を含めどうしても隧道が見たい人は徒歩等で行けば良いってことで。
 
D地点

「イネムリパーキング・エリア」と呼ばれる広場に大きな観光案内看板が残っている。この路線が既に「国道312号線」と表示されているので昭和60年前後に建てられたのではないかと思う。 現道時代には多くの人がこの看板を見て旅行計画などを立てたのだろう。
   
空しく残る久美浜町あんない イネムリパーキング・エリア

 
D地点 パーキングエリアから旧道を見る。ここが久美浜町側一番の急カーブ。

   

E地点 東経135度のカーブ

左の画像のカーブに小さな標柱が立っていて「日本標準時子午線この付近」と書いてある。明石市の国道2号線で見た物と比べると目印としては本当にささやかな物で、国道時代に車を運転していた多くの人は存在に気づかなかったのではないだろうか。
 
F地点

狭い隧道の存在を予感させるゲート。高さ制限3.8mと大型車も多い現道の交通量を考えるとずいぶん頼りない。ここには国道標識も残っていた。
   
久美浜町 比治山峠 F地点付近から見える新道。
   

残念ながら隧道自体も完全に塞がれていて通り抜けることはできない。 旧道は入り口から金網で封鎖されていたから隧道を塞ぐ意味は薄く、以前の姿のまま残っているかもしれないと少し期待していたのだが。 お陰で両側の旧道を往復しなくてはならなくなった。

 
比治山隧道 久美浜側坑口
昭和3(1928)年竣工 延長136m 幅員5.0m 高さ4.5m
平成12(2000)年新道開通

坑門の外側に向けて尖った迫石が珍しく、また美しい。
昭和初期としては広い幅の隧道だと思うが、プレートに「大型車トンネル内中央寄り車線」と書かれている。「微妙な幅に見えるけど大型車は相手が普通車でも離合できないから、中央を通って対向車を待たせなさい」という意味だろうか。
   
右書きの扁額 隧道から振り返って久美浜方面を見る。

 

比治山トンネル久美浜町側坑口。昭和49年に「国道178号(当時)比治山峠改良促進期成会」が結成されて以来26年を経て2000年11月27日に開通した。


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