旧国道210号線・岸山隧道

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A地点 旧道分岐

日田市側旧道分岐。
国道210号線は大分市と久留米市を結ぶ大動脈であり、他に迂回路の無くなる(対岸にR386はある)この県境付近はとりわけ交通量が多い。 上の写真が明る過ぎるので車の途切れた隙に撮り直したかったが、しつこい私にしては珍しく途中で諦めたほどだ。
   
B地点
トンネルせまし注意
通行止のゲート。
路面には「トンネルあり」のペイントが残る。

旧道は袋野集落を過ぎるとあっと言う間にゲートで通行止めになってしまう。
この袋野には大正5年に全通した「筑後軌道」という軽便鉄道の袋野駅があったはずなのだが、 駅はおろか線路がどこを通っていたのかさえ全くわからなかった。
筑後軌道は国鉄久大本線の開通に伴い昭和4年に廃止されている。
 
岸山隧道 日田側坑口
昭和30(1955)年竣工・平成5(1993)年廃止
延長30.3m 幅員4.5m 高さ5.5m

延長30mに過ぎない小隧道だが幅員が狭い上に見通しが悪く、 大型車の通行が多い国道210号線では大変な危険隧道だったに違いない。 果たして普通車同士でも離合できたのだろうか? ゲートで塞がれた今でも地元の人の徒歩通行を認めているのか照明が点いている。
   
日田側扁額 隧道改修 竣工記念碑

坑口手前には「隧道改修 竣工記念碑」が建っている。 意外にもこれは岸山隧道のものではなく古い水路隧道のものらしい。さすがに興味の外だが調べて見るとかなり規模の大きな物のようだ。
袋野隧道(水路)は寛文十二(1672)年、田代重栄親子により掘削され、 その後三百二十余年を経過し、漏水、亀裂の発生等、老朽化による崩壊が懸念されることから、 県営溜め池等整備事業として補強された。
起工 平成二年四月・竣工 平成八年三月 (記念碑より)
 
岸山隧道 久留米側坑口

   
久留米側扁額 前後の道が二車線幅なだけに余計に危険な隧道だ。

 
久留米側坑口よりバイパスを見る。筑後川の対岸は大分県。


 
C地点 久留米側ゲート

久留米側の旧道沿いには集落もないので特に入って来る車もないようだ。2車線幅のままバイパスに合流する。



 
おまけ 加々鶴隧道 日田側坑口
昭和40年竣工 延長372.2m 幅員7.0m 高さ4.5m

岸山隧道に代わって国道210号線最大の難所となっているのがこの加々鶴隧道。
筑後軌道の廃隧道を昭和40年に拡幅改修した隧道であり、鉄道由来のためか内部が右に左にカーブしていて 普通車で通っていても危険に感じた。 規格も今ではやや時代遅れとなり大きなボトルネックになっているらしく、日田市の至る所(R210はもちろんR211、R212、R386等)に高さ3.8m以上の大型車は迂回するよう標識が建っていた。


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