琴平参宮電鉄跡・岩崎隧道

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岩崎隧道 琴平側坑口

かつて香川県の多度津と琴平を結んでいた「琴平参宮電鉄」のトンネルが現在も道路隧道として現役で利用されている。
   
山のすぐ傍を通っている土讃線が琴参に岩崎隧道を建設させた原因。 隧道から琴参琴平方面を撮影。写真の奥に大麻神社前駅があった。

 
岩崎隧道 琴平側坑口
大正12(1923)年開通・昭和38(1963)年廃線

元々複線の隧道だったので幅員は6mほどあり、こんな扁平な煉瓦アーチは初めて見た。 鉄道隧道としては珍しく右書きの扁額が取り付けられている。

 
岩崎隧道 多度津側坑口

隧道内部はトタンのような鉄板とコンクリートで補強されている。 大正時代の隧道を現役で利用するためにはこのぐらいの補修は必要なのだろうが、あまり外観を損なわないで良かった。
   
並走する国道319号線は交通量が多いので裏道として利用されている。 扁額のアップ

 
桃山隧道 琴平側坑口
大正13(1924)年開通 延長84m 幅員6.0m 高さ4.5m

善通寺赤門前駅から廃線跡は県道212号線(多度津善通寺線)、県道21号線(丸亀詫間豊浜線)に転用され、終点多度津桟橋通駅に近い桃陵公園の下を桃山隧道が抜けている。 この隧道も元は煉瓦アーチの複線隧道だったが、裏道に過ぎない岩崎隧道と違い交通量の多い県道21号線になったため昭和49年に拡幅整備され坑門に当時の面影はない。

 
桃山隧道 多度津側坑口

「鉄道廃線跡を歩くX」をお持ちの方は同書に掲載されている昭和38年(鉄道廃止前)と平成10年頃に撮影された写真と上の画像を見比べて頂きたい。 坑口の姿こそいずれも異なっているが、隧道手前のカーブや右の桃陵公園への坂道は廃線以前のままである。
   
扁額(おそらく昭和49年製) 銘板
   
東浜交差点のタクシー会社の敷地が多度津桟橋通駅跡。

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撮影日 2003年12月7日