旧国道194号線・大森隧道

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A地点 本川側旧道分岐

本川側の旧道は現道が大森川に沿ってカーブしている所を橋で直進している。そのため道を間違えて旧道に入り込む車を時々見かけることがある。
   
大森橋

大森橋は昭和41年9月の架設。前年に二級国道高知西条線から現在の国道194号線に指定されており、それに伴う架け替えだろうか。現在でも通用しそうな二車線幅が確保されている。
橋の袂に「旧大森トンネル通行不能」と書いた看板が立っていて通り抜けられないことを予告しているのだが、こう書かれると普通の人でもどんなトンネルがあるのか興味が湧くような気がする。
   
B地点 旧道は奥南川林道のアプローチとして利用されている。 C地点 右に奥南川林道が分岐する。

 
本川側ゲート

林道との分岐の先はゲートで通行止。
ここには何度か来たことがあるが雨上がりの日などは隧道からの湧水の量は尋常でなく、両脇の排水溝など簡単に溢れていた。廃止されてからは補修されることもなく、長い年月をかけ削り取られた路肩が痛々しく廃道の雰囲気を醸し出している。
   
林道の入口 標柱(左 大森川ダム14キロ 右 県境寒風山隧道29キロ)

分岐から奥南川林道を見る。この時は単なる林道の起点に過ぎないと思っていたので深入りはしなかった。
ここが大森隧道を語る上で重要なポイントであることを知ることになるのはもう少し後のことである。
 
カーブの奥に坑口が見える。

   

本川村の白看。覆っていた苔を払いのけて撮影。
「少さく」。こんな誤字のある標識も味わいがあって良いと思う(笑)

 
大森隧道 本川側坑口
昭和35年竣工 延長429m 幅員5.1m 高さ4.5m

かつて辞職峠(実名は程ヶ峠)と言われた難所をパスする隧道の延長は429mあり開通当時は高知県随一の規模だった。
この大森隧道と少し遅れて昭和38年に開通した県境の寒風山隧道よって、名前ばかりの「二級国道高知西条線」は名実共に予土横断道路となり新たな時代を向えることになる。 諸事情あって結局大森隧道自体はわずか18年間しか現役でいられなかったのだが…。
   
新大森トンネル本川側坑口。大森隧道の隣の谷を快適に抜けている。 昭和53年3月竣工 延長1184m


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