旧国道182号線・手入隧道

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A地点から福山方面を見る。「通行止」。 A地点から東城方面を見る。

広島県神石郡油木町にあったという手入隧道は 延長31mと規模が小さく、最近の地図では手入トンネル旧道やその周辺に隧道記号が見当たらないことから、 既に消滅しているだろうと思っていた。 はっきり言って跡地探しの積もりで探索をしていたのだが意外な所に手入隧道は残っていた。
高岩トンネル旧道が通行止めになっていたため、手入隧道のことは諦めて引き返そうと振り向くと…。
 
手入隧道 福山側坑口
大正11年竣工 延長31m 幅員5.6m 高さ4.0m

そこには半分以上が旧道によって埋没した坑門が見えていた。 本来の旧道より一段高い位置に開通した新道に接続するためこうなったのだろう。 地表に姿を見せる箇所が少なく全体像を想像するのは難しいが、 坑門の横幅は広く幅員5.6mというのも頷ける。 僅かに残った開口部もコンクリで完全に塞がれ内部の様子は全くわからない。
   
坑門は珍しいブロック製。 坑門のアップ。扁額はない。

 
B地点 手入隧道 東城側坑口

福山側の坑口に気付いたら延長が短いため、反対側の坑口の位置も簡単に見つけることができた。 落石防護ネットを乗り越えるとこちらも坑門の一部が見られるかもしれない。
新道は隧道脇を川で埋め立て、橋梁、トンネルによって、この帝釈川沿いの難所を克服している。 高岩トンネルは1989年竣工、延長130m。



 
おまけ 帝釈川発電所

旧道沿いの帝釈川発電所。完成は大正13年のことなので手入隧道の開通も、この発電所と無関係ではないだろう。


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