天神隧道

天神隧道(秋山側坑口)

明治34年に開業した中央本線・上野原駅と南都留郡秋山村を結ぶために建設された隧道。
着工から9年後の明治43年に竣工しているが、坑門はコンクリート製なので後年、改修を受けているのだろう。 現状の隧道は隧道リストのスペック(幅5.5m、高さ4.0m)と 一致しているように見える事から、拡幅を伴わない修繕ではないかと想像される。
上野原側の坑口傍に開通記念碑が建っている。

現路線吊
旧路線吊
竣工年
現状
延長
幅員
高さ
覆工
所在地
(主)四日市場上野原線
(一)四日市場上野原線
明治43年
現役
161.0m
5.5m
4.0m
素、覆
上野原町


 
天神隧道内部


 
天神隧道 上野原側坑口


   
上野原側坑口全景。 天神隧道開通記念碑。

天神隧道記念碑(釈文)

甲の地たるや、峰巒??(?)として全國を■■す。 南都留郡は実にその間に介在せう。 郡の秋山道志二村より上野原停車場に至るの間、天神嶺あり。 阪路険峻にして行歩甚だ艱なり。
若し夫れ寒天に雪降らば則ち峻路は結氷し道は険を?して人馬の交通全く絶え、 百貨の運輸、望みて得べからず。
秋山村長原田善左衛門氏、夙に之を憂い、 天神嶺開鑿工事を企図し、同志と胥謀り、義捐金を募り、 且官の補助を請う。巉巌を穿って絶壁を通じ、遂に隧道を開鑿づ。 この工は明治三十四年三月にムまり、 四十三年十月に竣る。
夫れ民業を奨勧するは、則ち運輸を便にするより善きはなし。 而して運輸を便にするは則ち道路を開くに先んずるはなし。 原田氏のこの挙は、郡の民業を奨勧すること固より 鮮少に非ず、美事と謂うべきなり。
村民その功を思い、碑を建てんと欲し、来たりて文を余に請う。 乃ち聞する所を叙し、以って後人に示すと云う。

トップページに戻る