佐栗谷隧道

佐栗谷トンネル(浜岡側坑口)

小笠と浜岡の境の隧道。
同路線の「後山隧道」同様に拡幅改修(昭和42年)されているが、 トンネル前後の悪線形は(一応の改良はされているものの)残されたままになっていた。 そのため数年前(平成15年頃)に県道バイパスが開通し、旧道となった佐栗谷トンネルは新野地区の生活道路になっている。

現路線名
旧路線名
竣工年
現状
延長
幅員
高さ
覆工
所在地
(主)掛川浜岡線
(主)掛川浜岡線
大正2年
昭和42年拡幅
旧道
51.9m
(−m)
3.55m
(−m)
3.1m
(−m)
覆、素
小笠町〜浜岡町

   
掛川側旧道分岐
バイパスは切り通しで建設された為トンネルは存在しない。
旧道入口に残るヘキサ。「小笠町高橋」。
 


 
旧道と廃線跡

県道トンネルの西隣には道路隧道の10年後に開通(延伸)した「堀之内軌道」(大正12年開通〜昭和10年廃止)の佐栗谷隧道も現存している。 夏場は深い薮に覆われているが上写真の旧県道と鳥居の間に見える窪地が、堀之内軌道の廃線跡である。

 
佐栗谷隧道(堀之内軌道) 掛川側坑口

開業から僅か12年で廃止されてしまい 活躍の場を得られなかった隧道ではあるが、 併用軌道区間が多く占めていた為に 廃線跡が現在までに殆ど残らなかった堀之内軌道の貴重な遺構と言えよう。
浜岡側は埋められて茶畑になっており、内部(出口付近)で閉塞している。 延長は93mあり道路隧道の倍近い長さがあった。
   
佐栗谷トンネル 掛川側坑口 扁額(昭和42年3月竣工)


 
佐栗谷トンネルより浜岡方面を見る。

   

浜岡側のトンネルへの取り付けは改良された痕跡はあるものの、 それでも掛川側以上にきつく殆ど直角のカーブである。 トンネルを挟んだ両カーブによって正しく警戒標識通りのクランクが形成されており、 スピードが超過しがちな二車線幅だけに危険度は相当高かったはずだ。 これがバイパスが建設される事になった最大の原因だろう。 向かって左側の茶畑に堀之内軌道の隧道が埋められている。

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