池之谷隧道

池之谷隧道跡(奥が大浜側)

全国隧道リスト (昭和42年版)の静岡県「(主)掛川大須賀線」に記載された4隧道の中で唯一、 現存していないのがこの池之谷隧道である。 昭和50年の航空写真では既に切り通しになっているので、 隧道リストが編纂されて間も無く取り壊されたようだ。
残念ながら現地には何の痕跡も残ってなかったが、 リストに残るスペックは延長も含めて同路線の 檜坂隧道とほぼ同じであり、 竣工年も僅か8年差だけなので構造にも似通った部分があったのではないかと思う。

現路線名
旧路線名
竣工年
現状
延長
幅員
高さ
覆工
所在地
(主)掛川大東線
(主)掛川大須賀線
大正2年
撤去
49.2m
3.6m
3.1m
小笠郡大東町

   
池ノ谷バス停(しずてつジャストライン) 池之谷隧道跡(奥が掛川側)


 
大正9年発行「掛川」(1:50,000地形図)

ちなみに昭和42年当時の池之谷隧道は大浜町と城東村の境界であった。 両町村は昭和48年に合併して大東町(現在は掛川市の一部)となるのだが、 この大浜町と城東村も昭和30年〜31年の合併 (大坂村+千浜村=大浜町、佐束村+土方村=城東村)にて誕生した自治体 である。
大東町という名称は合併の度に地名の合成を繰り返した結果、 明治以来の大坂村の「大」と戦後生まれの城東村(城東郡というのは過去に存在した) の「東」が残った訳だ。こういう地名の由来を簡単に調べてみるのも面白いものだと思う。

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