櫟隧道

櫟峠(奥が松本側)

高山市街の東の出口に位置する櫟峠にあった隧道で、昭和51年に撤去され扁額等が保存されている。
案内板によると櫟峠は歴史ある峠で、人馬→大八車→牛馬車→自動車と移り変わる往来に合わせ、 掘下げ、道路拡張、隧道建設、隧道除去を行ったとの事。 隧道リストの記載は昭和20年竣工となっているが、現地調査の結果、昭和14年10月竣工と判明した。

現路線名
旧路線名
竣工年
現状
延長
幅員
高さ
覆工
所在地
国道158号線
国道158号線
昭和14年
昭和51年撤去
40.6m
5.5m
4.5m
高山市


 
櫟隧道 高山側坑口跡

40.6mという延長から察するに、向かって左側壁にある二本の電柱の間が隧道だったようだ。


 
櫟隧道 松本側坑口

竣工間もない頃の櫟隧道。隧道と言うよりはスノーシェッドと言うべき物件で、 雪崩が多発していた櫟峠に開削工法にて設置された。
   
岐阜県知事 宮野省三の銘による扁額 昭和十四年十月竣工


 
峠に建つ乗鞍登山道の道標

道標には「平湯口 十二里」、「旗鉾口 十里」と刻まれている。 これは登山口までの距離ではなく、それぞれを経由しての乗鞍岳までの距離なのだろう。 平湯口からの登山道は現行地形図にも記載があるが、 旗鉾口ルートはすっかり消失していた。廃道になっているのだろうか。

 
櫟隧道 松本側坑口跡


 

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