一号隧道(仮称)

一号隧道跡(奥が東郷側)

石河内森林軌道の最も下流にあった隧道。 現在は岩を叩き割ったような豪快な切り通しとなり、そこを県道が通っている。
この隧道を含む県道22号線の櫛野〜石河内間は森林軌道廃止後も、 すぐには道路転用されず平成14年までは自動車通行不能区間となっていた。 よって県道新設工事が始まる頃(平成10年頃)までは隧道も手付かずの状態で残っていた可能性が高いように思う。 (全国隧道リストから漏れている理由は不明)

現路線名
旧路線名
竣工年
現状
延長
幅員
高さ
覆工
所在地
(主)東郷西都線
石河内森林軌道
昭和5年?
撤去
−m
−m
−m
児湯郡木城町


 
一号隧道跡(奥が西都側)
すぐ手前側に県道の日日新トンネルが口を開けている。


   
隧道跡を通過する救急車 谷底に見える吊り橋の主塔

写真を撮っていると日日新トンネルから出てきた救急車が駆け抜けて行った。 森林軌道が現役の頃には林鉄で急病人などの搬送を行った事もあっただろう。 林鉄跡を走る救急車を見ると廃線から約50年経って、軌道道が 再び石河内のメインルートに返り咲いたのだと感じ、少し嬉しくなった。
また、ここから小丸川渓谷の谷底を見ると吊り橋の主塔(左岸のみ)が見えた。 この橋は現在の地形図にも「樫」という集落まで点線道で繋がっているように描かれているが、 橋だけでなく対岸にも道形を見る事は出来なかった。
 
昭和10年部分修正「尾鈴山」(1/5万地形図)
※カーソルを合わせると現在の地図に変わります


   
日日新トンネル 西都側坑口 西都側旧道(点線道)入口

ここからはオマケで日日新(ひびあらた)トンネル(平成13年11月完成、L=704m)と友情トンネル(平成9年3月完成、L=498m) それぞれの旧道出入口部分を紹介しよう。 なぜこんな写真を撮ってるのかというと現地では両トンネル開通まで 県道が不通区間だった事を知らなかったので、 異常に荒廃している旧道に興味が湧き入口だけ撮影した次第である。 事前に事情を知っていれば旧道を通しで歩いていたのだが残念だ。 いずれ機会があれば…。
   
日日新トンネル 東郷側坑口 東郷側旧道入口

日日新トンネルの旧道は西都側は一応車道の体裁をしていたものの、 東郷側は坑門によって完全に分断され現道とは断絶している(徒歩なら坑門の段差を歩けるけど)。 ちょうどこの旧道の辺りが小丸川渓谷の核心部に当たるので、 秋頃に歩いてみるのも良いかもしれない。
   
友情トンネル 西都側坑口 西都側旧道入口

ここも元々はトンネル坑門を横切る形で旧道が通っていたはずだが、 坑門によって旧道への道は閉ざされている。 坑門脇から覗いてみた旧道はもはや車道とは言えない道幅で、 森林軌道時代からほとんど手が加えられてないように見える。
 
友情トンネルから西都方面を見る。
県道の明かり区間は軌道跡を拡幅して建設されている。

   
友情トンネル 東郷側坑口 東郷側旧道入口

こちら側は一応、地面の上から旧道が分岐しているが荒廃の度合いは西都側と変わりない。


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石河内森林軌道跡

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