旧国道42号線・矢ノ川峠

 

矢ノ川峠は熊野街道最大の難所である。今の国道42号線に当たる道路は明治12(1879)年に熊野古道に代わって整備されたが、 峠の標高は800mを超えるため急勾配の続く難路であった。昭和10年代になって尾鷲側の勾配緩和を中心に大改修され自動車が通れるようになった。
昭和43年には矢ノ川トンネルが開通し、現在では旧道は落橋、路肩決壊等、荒れるに任せているとのことである。

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A地点 熊野側旧道分岐

少々情報が古くて申し訳ないが今回のレポートは3年以上前、2001年6月訪問時の物である。 この頃「矢ノ川峠」は行き止まりの峠として尾鷲側〜峠間は有名だったが、熊野側の旧道に関しては全くと言って良いほど知られていなかった。
橋が落ちているのも熊野側と聞くし、未知の旧道がどんな状態なのか非常に気になったので私は熊野側から挑戦することにした。
   
A地点から旧道を見る 通行止予告

旧道入口には3km先の「通行止」予告の看板が立っている。 いきなり廃道なんて展開も予想の一つとしてあったので、3kmも車道が残っているのは大健闘と言うべきか。 ちなみにここから峠までは約8km。
 
B地点 最初の橋

どこかに落橋があるということで安否が気になっていた一番目の橋。ここは新道開通後も捨て置かれること無く架け替えられ、どこにでもある林道の橋のようになっていた。 銘板は付いてなかったので橋名、竣工年は不明。
   
路面はフラットダートで普通車でも問題ない。 2番目の橋。苔むした左側の部分は旧国道の遺構だろうか?

 
C地点 林道高瀬線分岐

地図によるとこの高瀬林道も大又川沿いに矢ノ川峠に至るようだ。もちろん谷底から峠に駆け上がるラスト数百メートルは車の通れる道ではないだろうが。
   
D地点
 
E地点
災害復旧の痕跡。まだこの辺りは必要とされている道路らしい。
   
F地点 地図でもすぐわかる二連続の橋(奥が熊野市) G地点 ここも二本とも架け替えられている。

 
H地点

昭和40年頃はまだガードレールが普及していなかったのか、橋の欄干のようなコンクリートが並んでいる。 路肩から法面まで新たに手を加えた痕跡はなく、この景色は30数年前と何ら変わり無いはずだ。
   
I地点 奥に進むにつれて路面を覆う苔が増えてくる。

   
J地点 広場の先の様子

旧道入口から約3km地点と思われるこの広場が現在の車道の終点。ここが予告にあった道路決壊箇所だろうか。 写真でもわかるようにここから旧道が一気に廃道へと変わってしまい、普通車では確実に無理なので徒歩にて進むことにする。

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